農林部
楽市楽座について
平成30年度より新規の事業として上田道川の駅が主体となり実施している楽市楽座というマルシェがあります。
この企画が議案としてでてきた時に、マルシェといいながら、生産者が直に出店することができず、直売所単位の加工品の販売に限定しておいて、道川の駅の生産者組合の生産者は、農産物を出荷できるというおかしなものでした。
そして第一回目はミニ四駆大会でくる県外の人を対象にしているということでした。なんの為の補助金なのか正直実施に反対でした。100万円という金額に反対なのではなくて、生産者のいないマルシェなどやっても意味がないと思っています。
そして今回の令和2年度の予算にも昨年、一昨年と同様100万円の予算が計上されてきました。ずっと言ってきたことをもう一度、生産者が参加できるようにしてくれと要望しました。なんでこんな基本的な事を言わなきゃいけないのかと思うのでした。
クラインガルテン
現在私の地元でもある豊殿地域の石清水(岩倉の棚田がある地域)で計画されている滞在型宿泊施設というものがあります。
これは、都市間交流のいっかんで都会から短期(一年)くらいの期間簡易的な畑のついた一軒家に毎週きてもらって、田舎ぐらしをしてもらって、上田市への移住に繋げるというものです。
私がこの事業でおかしいと思うのは、移住を希望している人だけが泊まるわけではなく、全国のクラインガルテンを渡り歩いて安い家賃で滞在する人がいること、また新規就農者の家がなくて問題になっているのに、移住してくるかどうか分からない人に、上田市の予算を使って、家を用意すること。
農林部であれば、まずは現状の課題である、新規就農者の為に、その住宅を使うべきではないか?と散々言ってきました。今回も改めて、新規就農者の優先枠を作るなどを考えてくれと言いました。完成が今年の秋を予定しています。
農地取得の下限の変更
昨年の一般質問でも要望していたもので、現在農地を取得するには、一度に地区によって違うのですが、600坪~900坪を所有する必要があります。
これは、専業農家を守る制度でもあるのですが、その反面移住希望者が畑付きの一軒家を買うことが出来ないという問題点もありました。
そこでこの下限の撤廃を要望していたのですが、今回その方向で議論していくことになりました。
しかし、下限の撤廃をすると、農地を持つ人が多くなり、専業農家が困るという問題点もあるので、そこは、空家バンクに登録されている物件で移住者に限るというもので、納得のいくものでした。
対応してくれた行政の方には感謝です。
ワイン葡萄研究
毎年上田市から100万円の予算をだして信大で作れたワインぶどう用品種を育てているとのことですが、昨年の収量が僅か30kg、、、、この時点で生産者としてはあり得ないと思うことですが、まぁそれは仕方ないとして、醸造先が1000kgからしか受けてもらえないとのことで、今年は醸造できないとのことでした。
まぁまてよ、委託するんじゃなくて、たくさんあるワイナリーと共同で作ればいいじゃないかと思いました。
そこで個人的にこの有望な最新品種の醸造をしてくれるワイナリーをこれから探していこうと思いました。なんの為にマリコワイナリーに多額の資金を使っているのか、、、これじゃ仲間ではなくて、ただの金づるです。