麹町中学校を視察して~本来あるべき教育の姿とは~

昨日は麹町中学校を視察してきました。
正直な話、議員になっていろいろな場所に視察に行かせていただきましたが、その中でも1、2を争うくらい内容の濃い視察となりました。麹町中学校の工藤校長をはじめ先生方、半日という長い時間の視察を受け入れていただきありがとうございました。

以下に今回の報告をさせていただきます。

 

麹町中学校の特異点

  • 学級担任がいない(学年の先生で生徒を見る)
  • 校則がない(服装が自由。しかし標準学生服は定める)
  • AI・ICTツールの積極的な活用(カフェテリアで生徒同士の学び)
  • 定期テストの廃止・宿題の廃止(単元テストの実施・同じテストの二回実施)
  • 目標・目的意識をしっかり生徒にもたせる
  • 勉強を自分から進んで学びたくなるまで待つ
  • 生徒が安心して暮らせる学校

細かな点をあげればきりがありませんが大きく分けて以上だと思います。
下記に詳細を書きますが長くなりますので、興味のある方は見てください(^^)/

・学級担任がいない(学年の先生で生徒を見る)

学級担任だと、自分のクラスの先生と生徒が人間として合わないときに、生徒は他のクラスに仲のいい先生がいても頼る事ができない。

そこで学級担任を廃止し、学年の多くの先生で生徒を見る事に。それでも学年の先生全員と馬があわない場合は、他の学年の先生が交代で対応する。結論=学校在籍の先生全員で一人の生徒を見る

・校則がない(服装が自由。しかし標準学生服は定める)

どんな服装で登校しても自由。学校の学びを最上位目標にした際に服装などは、些細なことで、そこで生徒の学ぶ気持ち、学校への気持ちがマイナスに働くならなくそうということで撤廃。髪の毛の色も自由。

・AI・ICTツールの積極的な活用・定期テストの廃止・宿題の廃止(単元テストの実施・同じテストの二回実施)


宿題は何のためにあるのか?できないところをやり直すなら意味があるが、できている子供にもできていることを何度もやらせるのは、子供のやる気と時間を奪っている。
定期テストも定期的なテストではなく、単元別のテストへ変更。分からないところを分かるようにする勉強方法へ変更。
効率的に分からないところを学ぶ為にAIによるその子の苦手なところを探り出し、重点的に勉強し、習熟度の向上に寄与する。今まで行っていた勉強方法の5分の1の時間で目標到達。

・勉強を自分から進んで学びたくなるまで待つ


先生に対して信用を失っている生徒や、勉強をしたくない生徒は勉強をしたがらない生徒が中にはいる。

しかし、その子たちもみんなが勉強していれば徐々に集団で勉強しなかったグループも、一人抜け二人抜け、勉強をするようになる。そこで強制的に勉強させたら、そもそも学校にこなくなる。


最大で8か月勉強をしなかった生徒がいたが、数学に限っていえば、AIをもちいたタブレットを使用して、2ヶ月で中学で習うまでの勉強が終わった。


結論:勉強はやる気のある人がやることにより勉強の効率は飛躍的に向上する。またAI・ICTツールをを用いることでさらに効率的に学習できる。
皆が勉強をしていれば、のちのち勉強はやりたくなる。

・生徒が安心して暮らせる学校(一番重要)


生徒を否定するこは絶対しない。学校のなかにその子の居場所をしっかり作ってあげる。

 

以上重要な部分でした。

これらを元に3月の一般質問を行っていきたいと思います。
上田の教育も、今ある教育が本当に正しいのか検討したうえで、生徒の将来を考えた教育へと転換していければと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます(^^♪何かご意見などありましたら是非コメントください

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